詩の主題
【歳時】
中国や日本の古典文学は、四季の推移と密接に関わる世界でつくられており、よく理解するには歳時や暦法の知識を欠くことが出来ません。
日本の暦 :旧暦と新歴
暦が登場する我が国最古の史書「日本書紀」によると、欽明天皇の時代(6世紀中ごろ)に、朝鮮半島の百済を通じて中国の暦法が伝えられたと書かれている。その後、たびたび中国から新しい暦法が伝えられたが、894年に遣唐使廃止後は中国の新歴が入らなくなった。そのため862年に採用された宣明(せんみょう)が江戸時代まで使われ続けた。江戸時代の貞亨(じょうきょう)2年(1685)から幕府碁所の渋川春海の考案した初の国歴である貞亨歴が頒布され、国歴の時代が始まった。その後、宝歴(ほうりゃく)の改歴(1755年)、寛政の改歴(1798年)を経て、1844年に西洋天文学の暦理論や数値を参考に最も精緻な太陰太陽歴である天保歴が完成、明治の改歴まで使われた。
明治5年の明治改歴による太陽歴採用以前に使用されていた暦法を、新暦に対して一般に''旧歴(大陰太陽歴)''という。また、四季の区分も天文学と気象学では異なる。
旧暦と新歴(円グラフ)旧暦と新歴(説明)


閏年(うるうどし)とは
グレオリオ暦について
下記の記事は中日新聞(H28.2.21付朝刊・小中学生面)より転載させていただきました。
閏年について
          誕生日の人は、ちゃんと歳をとりましたか!?

暦法
古代エジプトにおいて、ナイル川の氾濫の時期に周期性があることに気づいたのが暦の始まりといわれている(シリウス暦)。人類が農耕を行うようになると、適切な農作業の時期を知るのに暦は重要なものとなっていった。まず昼夜の周期(地球の自転)が日となり、月の満ち欠けの周期が月に、季節の周期(地球の公転)が年となった。このように暦法は天体運動の周期性に基づいていることから、その観測と周期性の研究が重要であり、これが天文学の基礎となった。一方で、石器時代の35000年前に暦を創ったらしいとの意見もある。紀元前3000年頃のシュメール文明では、季節が冬と夏の2つで、1か月29日か30日の12か月の比較的簡単な暦を作り上げたといわれている。何を基準として1年を定めるか、閏(閏日・閏月)をどのようにして決めるかなどにより、さまざまな暦法が作られた。大きく分けて以下の3種類がある。
太陽暦  太陰太陽暦  太陰暦
それぞれ、基準は「太陽」、「太陽と月の併用」、「月」である。現在、世界各国で広く用いられているのは、太陽暦の一つであるグレゴリオ暦である。

グレゴリオ暦
それぞれの暦法の長所・短所
元々、「何月」というのは、月の運行を意識したものである。太陰暦は月の運行を強く意識した暦で、「何日」と月のみかけの形が一致する。したがって月が出てさえいれば、その日が何日であるか暦がなくてもわかる。深夜に月の明かりを頼りとして活動をする場合には、月のみかけの形がわかると都合がよい。また、潮の満ち引き(潮汐)は月の位置と密接な関係があるため、漁業や釣りなどの海での活動を行う場合に役に立つ。ただし、完全な太陰暦においては一年が約354日であり、太陽暦に比べ11日短くなるため、3年間で33日、つまり1か月ほどずれてしまい、実際の季節と大きく食い違ってしまう。このため、これを調整する方法として太陽暦を補助的に使用し、閏月を挿入することで実際の季節と暦とのずれを修正する方法がとられるようになった。これが太陰太陽暦である。 それに対して、太陽暦は月の形とは関係なく暦が作られている。したがって暦だけではその日の月の形はわからない。また、各月の日数が一定ではない。しかし、太陽の運行と暦の月日が一致しているので、同じような月日に同じ季節の現象が起きる(草花の開花、鳥の渡りなど)。逆に、同じ月日なのに季節の現象が遅れたり早まったりすることを観察することによって、その年が寒い傾向の年なのか暑い傾向の年なのかを知ることができる。このことは農業や漁業、園芸にとって極めて大切なことである。


二十四節気(にじゅうしせっき)
一年の暦を、15日を一期として二十四期に分けたものである。
中国の国土は広大であり地域によって気候は大きく異なるが、二十四節気は、主に中華文明発祥の地である華北の黄河中流域の風土に基づいて構成されている。

四季陰暦月異名他の異名関連の呼び名二十四節気意    味太陽暦相当日
一月節気睦月(むつき)孟春(もうしゅん)正月立春(りっしゅん)冬から春に移る。昼の時間がのび
この頃から気温は上昇。
木々も芽吹き始め旧暦では
この日が一年の始まりとされた。
2月4日か5日
中気雨水(うすい)積もった雪も解け始める。
春一番が吹き農耕の準備を始める。
2月19日か20日
二月節気如月(きさらぎ)仲春(ちゅうしゅん)仲陽(きょう)啓蟄(けいちつ)冬眠していた虫が穴から出てくる。
まだまだ寒い時期であるが
柳の若芽が芽吹いたりする。
3月5日か6日
中気春分(しゅんぶん)この日の前後7日が彼岸。
昼と夜の長さが等しく暖かい季節となる。
3月20日か21日
三月節気弥生(やよい)季春( きしゅん)晩春清明(せいめい)「清浄明潔」の略語、桜や草木の花が咲き始める4月5日か6日
中気穀雨(こく う)春雨が降り田畑を潤す、種まきの好機4月20日か21日
四月節気卯月(うづき)孟夏(もう か)初夏・麦秋立夏(りっ か)この日から立秋の前日までが夏
山野に新緑が目立ち始める
5月5日か6日
中気小満(しょうまん)草木などが生長して生い茂る意味
田に苗を植える準備を始める
5月21日か22日
五月節気皐月(さつき)仲夏(ちゅうか)薫風・早稲(わ せ)芒種(ぼうしゅ)梅雨入りの前で
雨が間断なく降る
6月6日か7日
中気夏至(げ し)一年で昼が最も長い時期
梅雨に入って処が多い
6月21日か22日
六月節気水無月( みなづき)季夏(き か)晩夏小暑(しょうしょ)本格的な暑さが始まる頃
梅雨明け前の集中豪雨が多い
7月7日か8日
中気大暑(たいしょ)夏至から約一ケ月後で
一年中で最も気温の高い酷暑時期
7月23日か24日
七月節気文月(ふづき)孟秋(もうしゅう)初秋立秋(りっしゅう)暑い時期だが秋の気配が感じられる
暑中見舞いはこの前日まで
以降は残暑見舞い
8月7日か8日
中気処暑(しょしょ)「暑さが止む」の意味
穀物が実り始める
台風シーズン
8月23日か24日
八月節気葉月(はづき)仲秋(ちゅうしゅう)観月白露(はく ろ)野草に宿る白露に
秋の気配がひとしお感じる
9月7日か8日
中気秋分(しゅうぶん)冷気を感じる日が増え
昼夜の長さがほぼ同じ
9月23日か24日
九月節気長月(ながつき)季秋(きしゅう)晩秋寒露(かんろ)晩夏から初秋に野草に宿る冷たい霧
秋の深まりを思わせる
10月8日か9日
中気霜降(そうこう)秋も末で霜が降る頃
冬の到来が感じられる
10月23日か24日
十月節気神無月(かんなづき)孟冬(もう とう)小春・時雨(しぐれ)立冬(りっ とう)陽光も弱く日足も目だって短くなる
初冠雪の便りが届き
冬の気配が強まる
11月7日か8日
中気小雪(しょうせつ)寒さも厳しくなく雪まだ大ならずの意
木々の葉は落ちる
11月22日か23日
十一月節気霜月(しもつき)仲冬(ちゅうとう)神楽( かぐら)大雪(たいせつ)朝夕の池や川に氷を見る
北風が吹き冬将軍の到来が感じられる
12月7日か8日
中気冬至(とう じ)一年中で最も夜の長い日
寒さが厳しくなる
この日から日が伸び始める
12月22日か23日
十二月節気師走(しわす)季冬(き とう)晩冬小寒(しょうかん)「寒の入り」とし
この日から節分までが
「寒の内」で約30日間
1月5日か6日
中気大寒(だいかん)一年で最も寒さが厳しく
各地で最低気温を記録
しかし徐々に温度は上がり春が目前
12月20日か21日

【備考】二十四節気は年毎に微妙に違います。旧暦(太陰太陽歴)では普通の年の一年がおよそ354日にしかならず、年ごとに月日と気候がずれていってしまうからです。日本気象協会では「日本版二十四節気」をつくる検討をしています。下図は中日新聞(H24.4.30朝刊)より転載させていただきました。

三   つ   の   暦 
太陰暦月の満ち欠けを基準にした暦
画像の説明
新月~新月=29日12時44分2秒8
太陰太陽暦(旧暦)太陰暦に太陽の運行を加味し、
19年に7度の割合で「閏月」をもうけた暦。
暦と季節が大きくずれない
1ヶ月の平均日数=29.53日
小の月=29日 大の月=30日
晦日(みそか)=月末 大晦日(おおみそか)=年末

BG二十四節気         
雑節(日本独自の特定日)
:1~3月
:4~6月
:7~9月
:10~12月 雑節
「和暦」について
画像の説明 画像の説明
                        二十四節気カレンダー         
太陽暦(新暦)
(グレゴリオ暦)
太陽が黄道上で春分点を通過してから、
再び春分点にくるまでを1年とした暦
世界標準暦
太陽年の周期=約365.242 189 44日
閏日:1年を単純に365日とすると
   4年でほぼ1日(約0.968 758 日)のずれが生じ、このずれを補正する
三   つ   の   暦 
太陰暦月の満ち欠けを基準にした暦
画像の説明
新月~新月=29日12時44分2秒8
太陰太陽暦(旧暦)太陰暦に太陽の運行を加味し、
19年に7度の割合で「閏月」をもうけた暦。
暦と季節が大きくずれない
1ヶ月の平均日数=29.53日
小の月=29日 大の月=30日
晦日(みそか)=月末 大晦日(おおみそか)=年末

BG二十四節気         
雑節(日本独自の特定日)
:1~3月
:4~6月
:7~9月
:10~12月 雑節
「和暦」について
画像の説明 画像の説明
                        二十四節気カレンダー         
太陽暦(新暦)
(グレゴリオ暦)
太陽が黄道上で春分点を通過してから、
再び春分点にくるまでを1年とした暦
世界標準暦
太陽年の周期=約365.242 189 44日
閏日:1年を単純に365日とすると
   4年でほぼ1日(約0.968 758 日)のずれが生じ、このずれを補正する

暦について 暦に関する幅広い情報
【参照】⇒詩の主題
暦について 暦に関する幅広い情報
【参照】⇒詩の主題
二十四節気
中国(西安)と日本(長野)の温度
二十四節気花信風(かしんふう)
春は花の季節、一風が吹くたびにその風にのった花の香りが、また一つ花が 咲いたと知らせてくれる、そんな季節です。
中国には「花信風」ということばがありますが、日本流にいえば「春の花だより」とでも云えましょう。唐詩のテーマに最も多いのが牡丹(ぼたん)です
上記の二十四節気に対応した花信風(小寒~穀雨の八節気をさらに三分割)は次表のようになります。

節  気時期(2008年)
小寒一候1月06日
二候山茶(つばき )(椿)1月11日
三候水仙1月16日
大寒一候瑞香(じんちようげ)(沈丁花)1月21日
二候1月25日
三候山礬(はいのき)(灰木)1月30日
立春一候迎春(れんぎょう)(黄梅)2月04日
二候桜桃(ゆすらうめ)(山桜桃)2月09日
三候望春(こぶし)(辛夷)2月14日
雨水一候菜(菜の花)2月19日
二候(あんず)2月24日
三候(すもも)2月29日
啓蟄(けいちつ)一候3月05日
二候棠梨(やまなし)(山吹)3月10日
三候薔薇(ばら)3月15日
春分一候海棠(かいどう)3月20日
二候3月25日
三候木蓮3月30日
清明一候4月04日
二候4月09日
三候4月14日
穀雨一候牡丹(ぼたん)画像の説明4月20日
二候茶靡(いばら)頭巾薔薇(ときんいばら)4月25日
三候(おうち)栴檀(せんだん)4月30日

また「七十二候」という分け方がある。節気・中気を更に三つ(初侯、次侯、末侯)に分け、一層微妙な季節感を表そうとしたものである。
四季のある国に生まれた喜びと感性・表現の豊かさを思います!、最近の異常気象は自然の人間への警告でしょうか?。
七十二候

四季七十二候二十四節気
候のなまえ(略本暦)候の時節候のことば新暦相当日四立二至二分
東風凍を解く春風が吹いて氷が解け出す頃東風 春一番およそ2月4日~8日頃立春初候
黄鶯睍睆()鶯が鳴声を響かせる頃鶯 梅の開花およそ2月9日~13日頃  次候
魚氷に上る氷が割れ魚が跳び上る頃渓流釣り 春寒およそ2月14日~18日頃  末候
土脈潤い起こる雨が降り大地が潤う頃(かわうそ)魚を祭る 飛魚およそ2月19日~23日頃雨水初候
霞始めてたなびく山野の情景に趣きが加わる頃霞と霧 野焼きおよそ2月24日~28日頃  次候
草木萌え動く陽光の下 草木が芽吹き出す頃草木の息吹 蛤およそ3月1日~4日頃  末候
蟄虫(すごもりのむし)戸を(ひらく)冬ごもりの虫が姿を現す頃春の歌心 菫およそ3月5日~9日頃啓蟄初候
桃始めて笑う桃がほころび花が咲き始める頃庭先の春 春日祭およそ3月10日~14日頃  次候
菜虫蝶と化すさなぎが羽化し蝶になる頃夢虫 かたばみおよそ3月15日~19日頃  末候
雀始めて巣くう雀が巣をつくり始める頃暁と曙 ひばりおよそ3月20日~24日頃春分初候
桜始めて開く初めて桜の花が咲く頃山桜と染井吉野 こぶしおよそ3月25日~29日頃  次候
雷の声を発す春を告げる雷が鳴り始める頃春雷 木蓮およそ3月30日~4月3日頃  末候
玄鳥(つばめ)至るつばめが南からやって来る頃お花まつり 初がつおおよそ4月4日~8日頃清明初候
鴻雁(がん)北へ帰る暖かくなり雁が北へ帰っていく頃雁風呂 たらのめおよそ4月9日~13日頃  次候
虹初めて見る雨上がり初めて虹がかかる頃いろんな虹 みつばおよそ4月14日~19日頃  末候
葦始めて生ず葦が芽を吹き始める頃春眠暁を覚えず 鯵およそ4月20日~24日頃穀雨初候
霜止んで苗出ず霜の被いがとれ苗が育つ頃稲の穂 よもぎおよそ4月25日~29日頃  次候
牡丹華さく牡丹の花が咲き出す頃八十八夜 さざえおよそ4月30日~5月4日頃  末候
蛙始めて鳴く蛙が鳴き始める頃畦の蛙 端午の節句およそ5月5日~9日頃立夏初候
蚯蚓(みみず)出ずるみみずが出てくる頃母の日 鵜飼およそ5月10日~14日頃  次候
竹笋(たけのこ)生ずたけのこが出てくる頃旅の日 葵祭およそ5月15日~20日頃  末候
蚕起きて桑を食うかいこが桑の葉を食べて育つ頃木の葉採り月 そらまめおよそ5月21日~25日頃小満初候
紅花栄う紅花が一面に咲く頃五月晴れ 潮干狩りおよそ5月26日~30日頃  次候
麦秋至る麦を収穫する頃衣替え びわおよそ5月31日~6月4日頃  末候
蟷螂(かまきり)生ずかまきりが生まれる頃農事暦とかまきりおよそ6月5日~9日頃芒種初候
腐草蛍と為る蛍が飛びかう頃蛍 田植え祭およそ6月10日~15日頃  次候
梅子黄なり梅が熟して色づく頃暦の入梅 すずき魚およそ6月16日~20日頃  末候
乃東(なつかれくさ)枯るうつぼぐさが枯れたように見える頃身近な薬草 夏みかんおよそ6月21日~25日頃夏至初候
菖蒲華さくあやめが咲く頃晴耕雨読 みょうがおよそ6月26日~30日頃  次候
半夏生ず半夏(からすびしゃく)が生えはじめる頃祇園祭 おくらおよそ7月1日~6日頃  末候
温風至る夏風が熱気を運んでくる頃七夕 ほおずき市およそ7月7日~11日頃小暑初候
蓮始めて開くはすの花が咲き始める頃古代蓮 とうもろこしおよそ7月12日~16日頃  次候
鷹乃学(たかわざ)を習う鷹のひなが飛び方を覚える頃土用入り うなぎおよそ7月17日~21日頃  末候
桐始めて花を結ぶ桐が梢高く花咲かせる頃隅田川花火大会 三尺寝およそ7月22日~27日頃大暑初候
土潤いて()し暑し熱気がまとわりつく蒸し暑い頃八朔:旧暦8月1日 蛍狩りおよそ7月28日~8月1日頃  次候
大雨時行(ときどきふ)夏雨が激しく降る頃蝉時雨 西瓜およそ8月2日~6日頃  末候
涼風至る涼風が吹き始める頃秋隣 しじみおよそ8月7日~11日頃立秋初候
寒蝉(ひぐらし)鳴くカナカナとひぐらしが鳴く頃灯籠流し 五山送り火およそ8月12日~16日頃  次候
蒙霧(のうむ)升降す深い霧がたちこめる頃旱星(ひでりぼし) 樹雨およそ8月17日~22日頃  末候
綿柎(わたのはなしべ)開く綿の実の萼(がく)が開く頃綿花 すだちおよそ8月23日~27日頃処暑初候
天地始めて(さむ)ようやく暑さが収まる頃二百十日 野分きおよそ8月28日~9月1日頃  次候
禾乃(こくもの)(みの)稲が実り穂をたらす頃禾:穂先の毛 まつむしおよそ9月2日~6日頃  末候
草露白し露が白く光って見える頃重陽の節句 秋の七草およそ9月7日~11日頃白露初候
鶺鴒(せきれい)鳴くせきれいが鳴き始める頃鶺鴒 梨およそ9月12日~16日頃  次候
玄鳥(つばめ)去るつばめが南に帰る頃鶏頭(けいとう) なすおよそ9月17日~21日頃  末候
雷乃声収む夕立の雷が鳴らなくなる頃おはぎとぼた餅 彼岸花およそ9月22日~27日頃秋分初候
蟄虫戸を坏す虫が隠れて戸をふさぐ頃中秋の名月 さんまおよそ9月28日~10月2日頃  次候
水始めて涸る田の水を抜き稲を刈る頃稲の実り 金木犀およそ10月3日~7日頃  末候
鴻雁(がん)来る雁が北から渡ってくる頃菊と御九日(くんち祭)およそ10月8日~12日頃寒露初候
菊花開く菊花が咲き始める頃菊枕 神嘗祭およそ10月13日~17日頃  次候
蟋蟀(きりぎりす)戸に在りきりぎりすが戸口で鳴く頃こおろぎかきりぎりすか 鯖およそ10月18日~22日頃  末候
霜始めて降る霜が初めて降る頃十三夜 ひよどりおよそ10月23日~27日頃霜降初候
(しぐれ)時施す降っては晴れる通り雨の頃初時雨 山芋およそ10月28日~11月1日頃  次候
楓蔦黄なりもみじや蔦が色づく頃山粧う かわはぎおよそ11月2日~6日頃  末候
山茶始めて開く山茶花が咲きはじめる頃落ち葉焚き 温州みかんおよそ11月7日~11日頃立冬初候
地始めて凍る霜が降り氷が張る頃七五三 毛蟹およそ11月12日~16日頃  次候
金盞(きんせん)香し水仙の花が咲く頃水仙 れんこんおよそ11月17日~21日頃  末候
虹蔵れて見えず虹を見かけることが少なくなる頃新嘗祭 りんごおよそ11月22日~26日頃小雪初候
朔風葉を払う冷たい北風が葉を払い落す頃木枯らし 白菜およそ11月27日~12月1日頃  次候
橘始めて黄なり橘の実が黄色くなってくる頃橘 ぼらおよそ12月2日~6日頃  末候
閉塞(そらさむ)く冬と成る真冬が訪れる頃ふろふき大根 雪吊りおよそ12月7日~11日頃大雪初候
熊穴に蟄る熊が冬ごもりする頃正月の事始め 椿およそ12月12日~15日頃  次候
鱖魚(さけ)群がる鮭が群れなして川を遡る頃鮭 羽子板市およそ12月16日~20日頃  末候
乃東(なつかれくさ)生ずうつぼぐさの芽が出てくる頃柚子と柚子湯 まぐろおよそ12月21日~25日頃冬至初候
麇角(しかのつの)()つる麇角(大鹿の角)が抜け落ち生え変わる頃小晦日 かぼちゃおよそ12月26日~30日頃  次候
雪下麦を出だす降雪の下で麦が芽を出す頃正月 年越しそばおよそ12月31日~1月4日頃  末候
芹乃(せり)栄うせりが群れ生えてくる頃春の七草 どんど焼きおよそ1月5日~9日頃小寒初候
水泉動く凍っていた泉が動きはじめる頃十日戎 鏡開きおよそ1月10日~14日頃  次候
雉始めて()雉のオスが鳴きはじめる頃小正月 蕪およそ1月15日~19日頃  末候
款冬(ふきのとう)華さく蕗の花が咲きはじめる頃二十日正月 南天およそ1月20日~24日頃大寒初候
水沢(あつ)く堅し沢の水が厚く張りつめる頃春隣 福寿草およそ1月25日~29日頃  次候
鶏始めて乳す鶏が卵を産みはじめる頃節分 恵方巻およそ1月30日~2月3日頃  末候

【備考】季節感は暦の季節(の季節)と体感の季節(気温の季節)には約一ケ月程度のズレがある。



日本の祝日
日本の祝日について、その趣旨・由来・変遷をまとめたものです。(中日新聞・H26/1/26サンデー版より転載)

祝日日祝日名由来意   義   や   由   来
1月1日元日年の始めを祝う。、年神を迎えて一年の息災を祈る。
戦前の法令では「祝日」として規定されておらず年初の慣例により施行
第2月曜日成人の日大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます。
小正月にあたり順調な農事等を祈願する多彩な行事 が行われる。もともと成年の儀礼は貴族社会では
1月5日まで、武家社会では11日までに行われており、その頃でそれらと重ならない日を選んだ。
2月11日建国記念の日建国をしのび、国を愛する心を養う。
神武天皇の即位日とされる
3月21日頃春分の日自然をたたえ生物をいつくしむ。
昼夜の長さがほぼ等しくなる春分日
お彼岸の中日。国立天文台の「歴象年表」に基づき決定
4月29日昭和の日激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
昭和天皇の誕生日。
自然を愛好した昭和天皇にちなみ「みどりの日」になった。その後「昭和の日」へと名称・趣旨が変更
5月3日憲法記念日日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
日本国憲法の施行日
4日みどりの日自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊な心をはぐくむ。
新緑の時期
5日こどもの日こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
端午の節句
7月第3月曜日海の日海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
明治天皇が1876年、東北・北海道巡幸から新型汽船「明治丸」で横浜に帰着された日にちなんで
制定された「海の記念日」に由来
9月第3月曜日敬老の日多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
由来は諸説あり定かではない
23日頃秋分の日祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ。
昼夜の長さがほぼ等しくなる秋分日
10月第2月曜日体育の日スポーツに親しみ健康な心身をつちかう。
1964年東京五輪開会式の日
11月3日文化の日自由と平和を愛し、文化をすすめる。
明治天皇の誕生日
23日勤労感謝の日勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝し合う。
新嘗祭が行われる日、新穀を供え農作物の恵みに感謝する
戦後名称が変わり、農事から労働全般へと広がった
12月23日天皇誕生日天皇の誕生日を祝う。
天皇の誕生日
明治時代から祝日法制定までは「天長節」として祝われた
祝日の日数15日(世界一)

祝日日」の背景色(制定時期の区分):明治からあった
                          太平洋戦争前からあった
                          明治期からあったが一時無くなり復活
                          戦後、祝日法制定時に出来た
                          祝日法の改正で出来た
由来」:日取りの由来・いわれの区分
                          :自然、暦、宮中祭祀に関連
                          :天皇に関連(即位・誕生)
                          :国家の記念日などに関連)
                          :その他

画像の説明


画像の説明


五節句
中国の陰陽五行説に由来して定着した日本の暦における、伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日。日本の文化・風習。節供(せっく)、古くは節日(せちにち)とも。

名    称日  付何    の    節     句?
人日(じんじつ)1月7日
七草粥
七草粥」を食べる日、と言えばピンと来るかも。耳慣れない名称ですが、「人日」とはズバリ「人の日」の意味です。古代中国では正月1日に鶏、2日に狗、3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬、7日に人、8日に穀をそれぞれ占ったと伝えられています(当日の晴雨で吉凶を占ったもの)。この正月7日(人の日)に、邪気を祓って1年の無事を祈るとして「七草の入った粥を食べる」風習があったのだそうです。別名「七草の節句」、この方が親しみやすい?
上巳(じょうし)3月3日
雛祭り
3月の最初の「巳の日」という意味。「禊ぎをして穢れを祓い、身代りの人形に汚れをうつして河川・海などへ流す」風習などがあり、江戸時代以降「雛祭り」として庶民の間に定着しました。別名「桃の節句」は有名ですね。
端午(たんご)5月5日
端午の節句
こちらも5月最初の「午の日」という意味。古くは「薬草摘みの日」であり薬草としての菖蒲(しょうぶ)が「尚武」の音に通じるとし、男子の立身出世を願う行事へ転化していったとか。というワケで別名「菖蒲の節句」
七夕(しちせき)7月7日
七夕
「たなばた」です。有名な「おり姫(織女星)とひこ星(牽牛星)」の伝説は中国から伝えられたもの。日本にも「棚機つ女(たなばたつめ)」の伝説というのがあって、双方が結びついて「七夕」の節句となったそうです。別名は「笹の節句」
重陽(ちょうよう)9月9日
重陽の節句
「九」という数字は、易によれば「陽数の極」にあたり、これが重なる(非常にめでたい)という意味。中国の風習(この日に菊の花を飾り、邪気を祓って長寿を祈るというもの)が元になっており、宮中では重要な節句として位置付けられているものの、庶民には今ひとつ定着していないようです。別名「菊の節句」
古時刻と古方位画像の説明古方位
方位を12等分して十二支をあてる。北を「()」とし右回りに順に名付ける。
古時刻(定時法)
一日を12等分して十二支をあてる。例えば、午後11時から午前1時までの2時間を「子の刻」という。
宮中では、漏刻という水時計で時を計り、時報として太鼓を打つ。子の刻を「九つ」と呼ぶのは、この太鼓の打数による。
方位吉凶吉凶神
平成28年の方位吉凶

年の十二支
画像の説明

年の十二支
干支
各年を十二支に割当てる

子(ね):平成20年(2008)
丑(うし):平成21年(2009)
寅(とら):平成22年(2010) ;
卯(う):平成23年(2011)
辰(たつ):平成24年(2012)
巳(み):平成25年(2013)
午(うま):平成26年(2014)
未(ひつじ):平成27年(2015)
申(さる):平成28年(2016)
酉(とり):平成29年(2017)
戌(いぬ):平成30年(2018)
亥(い):平成31年(2019)

絵馬(十二支)

画像の説明画像の説明

五更 夜間(午後7時または8時~午前5時または6時まで)を2時間毎に5等分した時法

呼称古時刻現在の時刻
一(初)(こう)
甲夜
の刻
 宵
19:00~21:00
 または20:00~22:00
二更
(いつ)
の刻
 夜
21:00~23:00
 または22:00~00:00
三更
丙夜
の刻
 真夜
23:00~01:00
 または00:00~02:00
四更
丁夜
の刻
 夜
01:00~03:00
 または02:00~04:00
五更
()
寅の刻
 暁
03:00~05:00
 または04:00~06:00

三時法 仏法でもちいられ、夜間(午後6時~午前6時)を三等分(使用例:後夜仏法僧鳥を聞く)
三時法

不定時法

九星気学について

九星八門廻盤

 ← 平成28年九星八門廻盤

九星気学(きゅうせいきがく):一般に縁起の元(基本)とされる
九星・気学とは、生れた年月日の九星と干支、五行を組合わせた占術。方位の吉凶を知るために使われることが多い。九星術を元に明治42年に園田真次郎が気学としてまとめたものと、それ以前の九星術と合わせて九星・気学と総称される。生年月日によって定まる九星と十二支と、方位の吉凶を知りたい日の九星と十二支を元に占う。九星と十二支は年・月・日・時のそれぞれにあるが、このうち年と月が運勢に大きく関係するとされる。また、生年によって定まる九星を本命星、生まれ月によって定まる九星を月命星という。九星はある決まった法則で各方位を巡回することになっており、生年月日によって定まる九星と十二支との関係で各方位の吉凶を占う。
九星気学の基礎知識 本命星・月命星



月の形と呼び名 <--- クリックすると別図が見られます

月の形月齢呼 び 名 と 意 味月の出の時刻(陰暦)
月齢00新月、つごもり、(さく)
(毎月の一日目「朔」は「ついたち」-->「月立ち」 New Moon )
30日ごろ(6:00)
月齢11二日月(ふつかづき)、繊月(せんげつ)既朔(きさく)(朔が過ぎた)2日ごろ
(7:30)
月齢22三日月(みかづき)、若月、眉月、蛾眉(がび)初月(ういづき)
(異名・別名が多い、夕方の西空に見え始める)
3日ごろ
(8:30)
月齢66上弦の月(じょうげんのつき)、半月、弓張り月、七(八)日月
(月が満ちていく半月、弦が上向き-->「上弦」 Half Moon )
7日〜8日ごろ
(11:30〜12:30)
月齢99十日夜(とおかんや)
(旧暦十月十日に行われる収穫祭、少し膨んだ月)
11日ごろ (14:30)
月齢1212十三夜月(じゅうさんやづき)、十三日月、豆名月
(満月に次いで美しい、古くから月見の宴が行われた)
13日〜14日ごろ (16:30)
月齢1313小望月(こもちづき)、十四日月、待宵(まつよい)の月、幾望(きぼう)
( 望月前の月->小望月、翌日の満月を楽しみに待つ->待宵 )
月齢1414満月、十五夜、望月、三五の月、仲秋の名月、芋名月、望
( 日没とほぼ同時に出て、全面が明るく輝く Full Moon )
15日ごろ (18:00)
月齢1515十六夜(いざよい)、有明の月(月の出が十五夜よりやや遅く、月がためらっていると見立てた。十五夜-->”ためらい”の意味)16日ごろ (18:30)
月齢1616立待月(たちまちづき)、十七夜月
(夕方、立って待つ間に出る月の意)
17日ごろ (19:00)
月齢1717居待月(いまちづき)、座待ち月
(満月を境に月の出が次第に遅くなり、座って待つ月の意)
18日ごろ (20:00)
月齢1818臥待月(ふしまちづき)、寝待月(ねまちづき)
(月の出が遅いので、寝て待つ月の意)
19日ごろ (21:00)
月齢1919更待月(ふけまちづき)  亥中(いなか)の月
(夜も更けてから上ってくる月の意)
20日ごろ (22:00)
月齢2222下弦の月、半月、弓張り月
(月が欠けていく過程での半月、 Half Moon )
22日ごろ (23:30)
月齢2525有明月(ありあけづき)、二十三夜月、暁月
(夜明け「有明」の空に昇る月-->暁月)
23日ごろ (0:30)
月齢2929晦日(つごもり) 三十日月(みそかづき)
(「つごもり」-->「月が籠る」、月が姿を見せない)
30日ごろ (6:00)

【備考】月の出の時刻は季節により1時間程度のずれがある。「月の形」は月の入りの形である。

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名月3回「奇跡の秋」  171年ぶり「(のち)の十三夜」出現
秋のお月見は十五夜に加え、翌月の十三夜を併せて眺めるのが古くからの習わし。今年(平成26年)は暦の関係で、171年ぶりに「後の十三夜」が11月5日(新暦)に出現する。3回も名月を楽しめる特別な年。旧暦は約3年に一度、閏月(うるうづき)を挿入して暦を調整する仕組みで、今年の場合は九月の後に閏九月が入る。このため旧暦の上では9月13日が2回出現する。
前回、後の十三夜があったのは1843(天保14)年で、今世紀中は二度とない。




【長寿祝い年齢】
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【参考Webサイト】
長寿・賀寿一覧
暦の会
日本暦学会 
旧暦と二十四節季のページ
今日は何の日?
名数一覧


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