日本の自然
四季に恵まれた日本ですが、最近は地球温暖化の影響からかその移り変わり変化がみられます。

Frame

日本人の自然観

まほろば
古語『まほろば』は「古事記」に見られるが、すぐれた良い処 秀でた国土 の意味で、ヤマトタケルノミコト(神武天皇)が東征し三重県鈴鹿の辺で遠く離れた故郷の大和国(奈良)を偲んで詠んだと伝えられている。

『かつての日本人は山や樹木、海や川に神を見ていた。それらは神々の領域であった。それゆえ自然に対して人間が造作を加える時は、自然の神々に心から畏敬の念を持ち、誠心に祈りを捧げた。人間たちは神々が受容してくれる範囲で、自然に手を入れることを常としていた。自然を生かし、また自然に生かされているという発想を忘れることはなかった。自然と人間たちは程よく折合をつけてやってきたのだった。近代人は神を畏れる気持は全く消え失せ、自然は止まるところなく破壊されている。神々を畏れぬ人々の仕業である。

寺田寅彦は「日本人の自然観」で、「西洋における科学の発達」は「人間の力で自然を克服せんとする努力」によって促されてきた。しかし、日本はその西洋科学を輸入するにあたって「日本の自然の特異性」を無視して、その導入にあまりにも性急であった。昔の日本人が集落を造り町を造る時、あるいは様々な架構を施す時にも、日本人は「先ず地を相する」ことを知っていた。ところが、現代日本人は西洋と日本とで自然環境に著しい相違のあることを無視し、従って伝来の相地の学を蔑視して建てる可らざる所に人工を建設した。そうして克服し得たつもりの自然の厳父の揮った一打ちで、その建設物が実に意気地もなく潰滅する、それを眼前に見ながら自己の錯誤を悟らないでいる。昭和9年に書かれた文章であるが、何と近年の災害と似ていることか。しかもそれらは「想定外」のこととして、その原因や責任を明らかにしないまま、いま忘却しようとしている。いささかも自然と歴史に学ぼうとしていないのである。「慈母」として「厳父」としての自然。かつて日本人はそうした自然を神として崇め畏れ慎んだ。神々を畏敬しないばかりか、神々を弑逆さえしようとする。そうした人々の出現は怖ろしい。もう一度、日本人の基本に立ち返り、自然を愛し神を感ずる必要があるのではないだろうか。風景は「神」、自然は「神」そのものである。』
青丹(あおに)よし寧楽(なら)の都は咲く花の (にお)ふが如く今(さか)りなり (小野老朝臣)
平城京

こうした自然観や景観思想の例として、唱歌「美しき天然」(明治33年 武島羽衣作詞)を聴いてみましょう。1~4番までの最後の結句は、すべて神の力によって創出されたと言っている。

「美しき天然」
ふるさとの山


よく知られた石川啄木の歌です。
名もない故郷の景色さえありがたいと云うことは、景観がもっている深い意味に気付きます。
高度経済成長期以降、日本の国土はコンクリートで固められ、その自然破壊は未だ続いています。
破壊された景観を回復することは困難ですが、これ以上の破壊防止に努め後世に伝えなければなりません。









                       吟詠も聴いてみましょう(吟詠:家元・横山岳精先生)


日本の景色

四 季

富士山
富士山の春富士山の夏富士山の秋富士山の冬

原風景
原風景春原風景夏原風景秋原風景冬

近隣風景
吉野山
    吉野山
御在所岳
 御在所岳(湯の山)
香嵐渓
  香嵐渓(足助)
四季桜
  四季桜(小原)

行きたい名勝地











日本三景図松島天の橋立宮島
日本三景図①松島②天の橋立③宮島
日本三名園図兼六園(雪)後楽園(月)画像の説明
日本三名園図兼六園(雪)後楽園(月)偕楽園(花)



  名

  名

那智の滝華厳の滝袋田の滝称名の滝
那智の滝華厳の滝袋田の滝
(3位?)
称名の滝
(3位?)
日本百名山大雪山立山阿蘇山
日本百名山大雪山立山阿蘇山
黒部周遊清津峡黒部峡谷大杉谷
黒部周遊清津峡黒部峡谷大杉谷


大阪城熊本城犬山城姫路城
大阪城熊本城犬山城姫路城





日光東照宮伊勢神宮熊野那智大社出雲大社
日光東照宮伊勢神宮熊野那智大社出雲大社
鶴岡八幡宮法隆寺清水寺三千院
鶴岡八幡宮法隆寺清水寺三千院



草津温泉箱根温泉道後温泉別府温泉
草津温泉箱根温泉道後温泉別府温泉


日本の景観

以下 主な景観の今昔を見てみましょう。

東海道53次の今昔

広重の絵画と現状
東海道53次

東海道53次/日本橋日本橋
日本橋
東海道53次/箱根箱根
箱根
さった峠さった峠
さった峠
東海道53次/丸子丸子
丸子(とろろ汁)
御油宿御油の松並木
御油
岡崎岡崎
岡崎
桑名七里の渡し
七里の渡し
関宿関宿の古街
関宿
大津宿大津名物/走井餅
大津(名物:走井餅)
京都・三条大橋京都・三条大橋
京都・三条大橋

【江戸道中記】(十返舎一九
                            東海道中膝栗毛 (弥次北道中)
東海道中膝栗毛
一九の他の旅 十返舎一九


作者の豊かな情感が想われる田子の浦に うち出でて見れば 白妙の
       富士の高嶺に 雪は降りつつ
  山部赤人
田子の浦
雪うづむ 園の呉竹折れ伏して
        ねぐら求むる 群雀かな
  西行法師
雪の嵯峨野
行く春を 近江の人と 惜しみけり  松尾芭蕉
義仲寺
ふとん着て 寝たる姿や 東山  服部嵐雪
京都東山三十六峰図
京都東山
行く川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず  鴨 長明「方丈記」
|下賀茂神社見取図|下賀茂神社|   

名画で見る情景

地形と気候が重なり、幸福感が味わえる日本の情景

白鷺城天守閣金閣寺
白鷺城天守閣(小山敬三)金閣寺(後藤純男)
東寺三千院春雪
東寺(村居正之)三千院春雪(樋口洋)
松島五大堂白川郷雪景色
松島五大堂(和田英作)白川郷雪景色(黒沢信男」)
清宵(南禅寺)那智の滝(平山郁夫)
清宵・南禅寺(清水信行)那智の滝(平山郁夫)
秋燿(東山魁夷)富士山(石井拍亭)
秋燿(東山魁夷)富士山(石井拍亭)
春耕(向井潤吉)妙高高原(向井潤吉)
春耕(向井潤吉)妙高高原(向井潤吉)



日本の景観はどうなる?警告!
リニア中央新幹線
南アルプスに穴を開けちゃっていいのかい?
リニア中央新幹線ルート

土砂崩落

こんな災害が起こることも!


経済効果最優先指向のままで
良いのだろうか!?

狭い日本で何故急ぐの!?





動画で「日本の美しい四季」を楽しんで下さい
【動画再生の仕方】
動画表示画面中央のをクリックすると再生が開始され、再生画面下のバー‖で 一時停止(演奏停止)で再生を継続します。
再生画面右下角の枠 印(全画面)をクリックすると画面表示が拡大され、キーボードの「Esc」キーを押すと元に戻ります。

懐かしい日本の原風景

日本人と桜

桜
桜は春を象徴する花として日本人にはなじみが深く、開花のみならず、散って行く儚さや潔さも、愛玩の対象となっている。古くから桜は、諸行無常といった感覚にたとえられており、ぱっと咲き、さっと散る姿ははかない人生を投影する対象となった。日本ではサクラは公式には国花ではないものの、事実上、国花のように扱われている。

醍醐の花見

醍醐の花見
豊臣秀吉は醍醐寺に700本の桜を植えさせ、慶長3年3月15日(1598年4月20日)近親の者や諸大名を従えて盛大な花見を催したとされる。

醍醐寺の桜
      醍醐寺の桜





詩歌に詠まれる桜

『万葉集』には色々な植物が登場するが、桜もその一つである。しかし、中国文化の影響が強かった奈良時代は和歌などで単に「花」といえば梅をさしていた。万葉集においては梅の歌118首に対し桜の歌は44首に過ぎなかった。その後平安時代に国風文化が育つに連れて徐々に桜の人気が高まり、「花」とは桜を指すようになる。
古今和歌集仮名序にある王仁の歌とされる「難波津の咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」の「花」は梅であるが、

紀友則の歌

ひさかたの 光のどけき春の日に
     しづ心なく 花ぞ散るらむ

平安時代の歌人である紀友則の歌の「花」は桜である。嵯峨天皇は桜を愛し、花見を開いたとされており、
嵯峨天皇
    嵯峨天皇
左近の桜は、元は梅であったとされるが桜が好きであった仁明天皇が在位期間中に梅が枯れた後に桜に植え替えたとされている。

西行法師の桜

願はくは 花の下にて春死なん
   そのきさらぎの 望月のころ

西行桜西行法師
歌人の中でも特に平安末期の西行法師が、「花」すなわち桜を愛したことは有名である。彼は吉野の桜を多く歌にしており、西行はこの歌に詠んだ通り、旧暦二月十六日に入寂したとされる。

本居宣長

敷島の 大和心を人問はば
      朝日に匂ふ 山桜花

江戸時代の国学者・本居宣長は「もののあはれ」などと基調とする日本人の精神具体的な例えとみなした。
大和心とは
古事記伝
      古事記伝

                    日本讃歌};(丘灯至夫)」より和歌「敷島の」吟詠:家元・横山岳精先生


絵画で見る桜

葛飾北斎長谷川等伯
葛飾北斎長谷川等伯

【桜と日本文化】
桜は春の象徴、花の代名詞として和歌、俳句をはじめ文学全般において非常に良く使われており、現代でも多くの音楽、文化作品が生み出されている。
伝統文化的作品の例では桜を人に見立てた能の西行桜などがある。江戸時代の代表的俳人・松尾芭蕉は、1688年(貞享5年)春、かつて奉公した頃のことなどを思って「さまざまの事おもひ出す桜哉」と句を詠んだ。
音楽においては江戸時代の箏曲や、地歌をはじめとする三味線音楽に多く取り上げられている。一般に「日本古謡」とされる『さくらさくら』は、実は幕末頃に箏の手ほどきとして作られたものである。明治時代以降では滝廉太郎の歌曲『花』などが有名である。

長唄『元禄花見踊』も明治以降の作であるがよく知られている。
戯曲では義経千本桜は本来その話の中には桜が登場しないにもかかわらず題名に桜を関しており、現在[いつ?]では桜を背景にする例も多い。

桜の種類

江戸時代には河川の整備に伴って、護岸と美観の維持のために柳や桜が植えられた。また園芸品種の開発も大いに進み、さまざまな種類の花を見ることが出来るようになる。江戸末期までには300を超える品種が存在するようになった。江戸末期に出現したソメイヨシノを始め、明治以降には加速度的に多くの場所に桜が植えられていった。
桜の種類
【開花日予想】

ソメイヨシノ桜

ソメイヨシノ桜
気象庁では、桜の開花や満開を生物季節現象の1つとして、各地で特定の株を標本木として定めて職員の目視による観測を行っている。標本木は南西諸島や北海道の大部分を除いてソメイヨシノであり、標本木の蕾が5輪から6輪ほころびると、「開花」したと発表され、標本木全体の80%以上のつぼみが開くと「満開」と発表される。
桜の開花日予想

桜の名所

日本五大桜

石戸蒲桜三春の滝桜山高神代桜狩宿の下馬桜根尾谷の淡墨桜
石戸蒲桜
埼玉県北本市
三春滝桜
福島県三春町
山高神代桜
山梨県北杜市
狩宿下馬桜
静岡県富士宮市
根尾谷淡墨桜
岐阜県本巣市

日本五大桜の銘木(上記)

吉野山(奈良県)  高遠城址(長野県)  弘前公園(青森県)

他の名所⇒日本さくら名所100選


愛知県豊田市「小原の四季桜」(秋の紅葉と同時に咲く)

【桜散る】



下記の記事は中日新聞(H28.3.21)より転載させていただきました。
SAKURA

                       サクラ [[さくら >https://ja.wikipe

日本人と紅葉(もみじ)

紅葉と楓

紅葉(こうよう)、もみじ(紅葉、黄葉)とは、主に落葉広葉樹が落葉の前に葉の色が変わる現象のこと。ただし、読んで字の如く、葉の色が赤変することだけを紅葉(こうよう)と呼ぶ場合もある。一般に落葉樹のものが有名であり、秋に一斉に紅葉する様は観光の対象ともされる。カエデ科の数種を特にモミジと呼ぶことが多いが、実際に紅葉が鮮やかな木の代表種である。狭義には、赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、黄色に変わるのを「黄葉(こうよう、おうよう)」、褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)」と呼ぶが、これらを厳密に区別するのが困難な場合も多く、いずれも「紅葉」として扱われることが多い。また、同じ種類の木でも、生育条件や個体差によって、赤くなったり黄色くなったりすることがある。葉が何のために色づくのかについては、植物学的には葉の老化反応の一部と考えられている。なお、常緑樹も紅葉するものがあるが、緑の葉と一緒の時期であったり、時期がそろわなかったりするため、目立たない。ホルトノキは、常に少数の葉が赤く色づくのが見分けの目安になっている。また、秋になると草や低木の葉も紅葉し、それらを総称して「草紅葉(くさもみじ)」ということがある。日本における紅葉は、9月頃から北海道の大雪山を手始めに始まり、徐々に南下する。紅葉の見頃の推移を桜前線と対比して「紅葉前線」と呼ぶ。紅葉が始まってから完了するまでは約1か月かかる。見頃は開始後20〜25日程度で、時期は北海道と東北地方が10月、関東から九州では11月から12月初め頃まで。ただし、山間部や内陸では朝晩の冷え込みが起こりやすいために、通常これより早い。

紅葉にまつわる古歌

上代: もみつ(毛美都) もみち(毛美知、黄葉)
 子持山 若かへるての 毛美都(もみつ)まで 寝もと吾は思ふ 汝は何どか思ふ (万葉集第14巻・作者不明)
  子持山(こもちやま)の若い楓(かえで)の葉が紅葉するまで、寝ようと私は思います。あなたはどう思います?
 言とはぬ 木すら春咲き 秋づけば 毛美知(もみち)散らくは 常を無みこそ (万葉集第19巻・大伴宿禰家持(おおとものすくねやかもち)
  物言わぬ木でさえ、春には花を咲かせ、秋には紅葉して葉を散らせるのは、変わらないものは何一つ無いからなのでしょう。
 我が衣 色取り染めむ 味酒 三室の山は 黄葉(もみち)しにけり (万葉集第7巻・柿本朝臣人麿(かきのもとのあそんひとまろ)
  私の衣にも色を付けて染めたいものだ。味酒の三室の山は見事に黄葉しているなあ
平安時代以降: もみづ ももぢ(紅葉)
 雪降りて 年の暮れぬる 時にこそ つひにもみぢぬ 松も見えけれ (古今和歌集 340)
  雪が降り年が終わる、そんな時にこそ最後まで色が変わることがない松が意識されることだ、
  奥山に 紅葉(もみぢ)踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき(古今和歌集 215)
  奥山にもみぢを踏み分けて鳴く鹿の声を聞く時こそ、秋はかなしいものだと感じる

紅葉の名所

紅葉狩り

常寂光寺(京都)
日本では、紅葉の季節になると紅葉を見物する行楽、紅葉狩り(もみじがり)に出かける人が多い。紅葉の名所と言われる箇所は(全国的には奥入瀬(おいらせ)(青森県)や日光(栃木県)、京都の社寺などが有名)は行楽客であふれる。紅葉をめでる習慣は平安の頃の風流から始まったとされ、特に京都市内では多くの落葉樹が植樹されている。また、「草紅葉」の名所としては四万十川や尾瀬、秋吉台等がある。なお、この場合の「狩り」というのは「草花を眺めること」の意味をさし、平安時代には実際に紅葉した木の枝を()折り(狩り)手のひらにのせて鑑賞する、という鑑賞方法があった。







全国明治神宮小石川後楽園メタセコイア並木六義園秋川渓谷
明治神宮
(東京・新宿区)
小石川後楽園
(東京・文京区)
メタセコイア並木
(滋賀・高鳥市)
六義園
(東京・文京区)
秋川渓谷
(東京・あきる野市)
東海香嵐渓定光寺徳川園岡崎東公園名古屋城
香嵐渓
(愛知・豊田市)
定光寺
(愛知・瀬戸市)
徳川園
(名古屋市・東区)
岡崎東公園
(愛知・岡崎市)
名古屋城
(名古屋市・北区)


                           文部省唱歌「紅葉


紅葉の科学


           紅葉の種類                                 紅葉のしくみ
紅葉の種類紅葉のしくみ
          紅葉の種類(拡大)

                                京都観光案内図
京都観光図

紅葉名所20選(2016年)

紅葉名所ランキング地図

                   写真下のコメント先頭数字はランキング地図〇数字と対応

永観堂禅林寺奥入瀬渓流東福寺清水寺立山黒部
永観堂禅林寺(京都市左京区)奥入瀬渓流(青森県十和田市)東福寺(京都市東山区)清水寺(京都市東山区)立山黒部アルペンルート
(富山県立山町)
宮島(厳島)千畳敷仁和寺なばなの里金閣寺
宮島(厳島)(広島県甘日市)千畳敷カール
(長野県駒ケ根市)
仁和寺(京都市右京区)なばなの里(三重県桑名市)金閣寺鹿苑寺(京都市北区)
上高地高台寺円通院旭岳南禅寺
上高地(長野県松本市)高台寺(京都市東山区)円通院(宮城県松島町)旭岳(北海道東川町)南禅寺(京都市左京区)
高千穂峡新宿御苑嵐山三千院尾瀬国立公園
高千穂峡(宮崎県高千穂町)新宿御苑(東京都新宿区)嵐山(京都市右京区など)三千院(京都市左京区)尾瀬国立公園(福島県など)

紅葉について
全国紅葉情報